セミナー(Sandulescu氏)日程変更(2016.7.27)
2016年7月23日 | 新着情報
7月25日に予定していたSandulescu氏によるセミナーは、日程が変更されました。新しい日程は以下の通りです。
2016年7月23日 | 新着情報
7月25日に予定していたSandulescu氏によるセミナーは、日程が変更されました。新しい日程は以下の通りです。
2016年6月29日 | 新着情報
7月29日(金)に、国立天文台の祖谷氏による以下のセミナーを開催します。
Date/Time: 15:00-, July 29, 2016
Place: B602, Institute for Natural Science B (自然学系B棟)
Title:Crustal oscillations in neutron stars and equation of state (中性子星クラスト振動と状態方程式)
概要:超新星爆発後に残される中性子星という天体内部の密度は原子核飽和密度を超える高密度状態になっている。そのため、未だ中性子星物質を表す状態方程式には不確定性が多く、中性子星の構造に関する詳細も未知な部分が多い。地球における実験で得られる情報は、原子核の飽和性から飽和密度付近の情報である一方、中性子星においてクラストの内縁がおよそ飽和密度となるため、中性子星クラスト領域における現象は原子核飽和パラメータに強く依存していると考えられる。そこで、我々は飽和パラメータや星の質量や半径を系統的に変えながら、中性子星クラストにおけるズレ振動の解析を行った。特に、巨大フレア現象に伴う準周期的振動は中性子星の振動に強く関連すると考えられている。ここではこの準周期的振動をクラスト振動と同定した場合に得られる飽和パラメータへの制限について議論する。
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7月15日に、理化学研究所の富樫氏による以下のセミナーを開催します。
Date/Time: 14:30-, July 15, 2016
Place: B602, Institute for Natural Science B (自然学系B棟)
Title: Nuclear equation of state for neutron stars and core-collapse supernovae with the variational method
Abstract:
The equation of state (EOS) for dense nuclear matter is an essential ingredient for understanding the properties of neutron stars and core-collapse supernovae (SNe). Though the structure of neutron stars has been studied with various nuclear theories, the number of nuclear EOSs available for SN simulations is limited. Furthermore, those SN-EOSs are based on phenomenological models for uniform nuclear matter. Therefore, we have constructed a new type of SN-EOS based on the realistic nuclear Hamiltonian composed of the Argonne v18 two-body potential and Urbana IX three-body potential using the variational many-body theory. In this talk, we will discuss the properties of our SN-EOS and its application to numerical simulations of core-collapse SNe. Furthermore, we will report on an extension of our variational approach so as to treat hyperon mixing.
2016年6月23日 | 新着情報
7月25日(月)13:30より、Sandulescu氏(National Institute of Physics and Nuclear Engineering, ルーマニア)による以下のセミナーを筑波大において開催します。
Date: July 25th (Mon), 13:30-
Place: B602, Institute of Natural Sciences (自B602)
Lecturer: Nicolae Sandulescu (National Institute of Physics and Nuclear Engineering, Bucharest, Romania)
Title: Proton-neutron pairing and quartet correlations in nuclei
Abstract: The common treatment of proton-neutron pairing in N≅Z nuclei relies on Cooper pairs and mean-field BCS-type models. However, for any spin-singlet (S=0) and spin-triplet (S=1) pairing interactions the ground state of N=Z nuclei is accurately described not by Cooper pairs but in terms of quartets [1-3]. Moreover, quartets remain relevant degrees of freedom for more general two-body interactions than pairing, indicating that quartetting is in fact a general feature in N=Z nuclei [4]. Using a formalism of quartets, I will discuss the competition between T=0 and T=1 pairing in N=Z nuclei [1-3], the effect of proton-neutron pairing on Wigner energy [5] and the role of isoscalar spin-aligned pairs in 92Pd [6] .
[1] N. Sandulescu, D. Negrea, D. Gambacurta, Phys. Lett. B751 348 (2015)
[2] M. Sambataro, N. Sandulescu, C.W. Johnson, Phys. Lett. B770,137 (2015)
[3] M. Sambataro and N. Sandulescu, Phys. Rev. C93, 054320 (2016)
[4] M. Sambataro and N. Sandulescu, Phys. Rev. Lett. 115, 112501 (2015)
[5] D. Negrea and N. Sandulescu, Phys. Rev. C90, 024322 (2014)
[6] M. Sambataro and N. Sandulescu, Phys. Rev. C91, 064318 (2015)
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関澤さんと矢花さんの共著による以下の論文がアメリカ物理学会のPhysical Review Cに掲載され、Editors’ suggestionのハイライトに選ばれました。
K. Sekizawa and K. Yabana, “Time-dependent Hartree-Fock calculations for multinucleon transfer and quasifission processes in the 64Ni+238U reaction”, Phys. Rev. C 93, 054616 (2016)
2016年5月20日 | 新着情報
矢花さんと佐藤さんは、マックス・プランク量子光学研究所とルードビッヒ・マクシミリアン大学のアト秒研究チームとの共同研究により、光が物質に照射した時に非常に短い時間で起こる光から電子へのエネルギー移行を、アト秒技術を用いて調べることに成功し、プレスリリースを行いました。
プレスリリース:パルス光からガラスへのエネルギー移行をアト秒の時間精度で測定することに成功-光波で駆動する未来のエレクトロニクス実現に期待-
2016年4月22日 | 新着情報
2016年5月11日(水)に以下の内容で、第36回つくば不安定核セミナーを開催します。今回の講師は千葉大の中田氏です。
また、セミナーに先立ち、核物質に関する平均場理論についての講義を行って頂きます。スケジュールがタイトですが、
講義:13:00-14:20、14:30-15:50
の予定でまず学部生・大学院生向けの講義を行い、続いて以下のセミナーを行います。
講師:中田仁氏
所属:千葉大学理学研究科
日時:2016年5月11日(水)16:00-17:30
場所:筑波大学計算科学研究センター 1F ワークショップ室
講演題目:Evidence for three-nucleon interaction in isotope shifts of Z=magic nuclei
概要:
原子核の殻構造ではスピン・軌道分裂が本質的に重要であるが,その起源は今なお十分に理解されているとは言い難い。最近、カイラル有効場理論から導かれる 3 核子間力が LS チャネルに密度依存性をもたらし、それによってスピン・軌道分裂の不足分が説明できるとの指摘がなされた。本講演では、半現実的な M3Y-P6 及びその variant である M3Y-P6a 相互作用を例に、やはり長年の問題であった Pb 核の isotope shift の kink がそのような 3 体 LS 力によって解決され得ることを示す。Pb 核の isotope shift が 3 体 LS 力の証拠になっているとも見なせよう。さらに、従来平均場計算では再現が非常に困難であった 40Ca と 48Ca の荷電半径がほぼ等しいという実験事実も、3 体 LS 力を含む M3Y-P6a によりよく記述できることが分かった。M3Y-P6a は Sn 核の isotope shift についても今までの実験データをよく再現し、加えて N = 82 に kink を予言する。この kink は LS チャネルに密度依存性がない相互作用では得られておらず、Ni 核と併せ今後の実験による 3 体 LS 力の更なる test として興味が持たれる。
2016年4月21日 | 新着情報
日野原さん(国際テニュアトラック助教)の以下の論文がCOTREハイライトに掲載されました。
N. Hinohara and W. Nazarewicz, “Pairing Nambu-Goldstone Modes within Nuclear Density Functional Theory”, Phys. Rev. Lett. 116, 152502 (2016).
2016年4月1日 | 新着情報
我々の研究グループに、研究員として植本さん、学振PD特別研究員として野村さんが着任し、物理学類4年生の堀川さんが新たに研究室配属となりました。また、齊藤さん、八百板さんは修士課程M1に進学し、博士号を取得した佐藤さんは学振PD特別研究員として在籍したままドイツのマックスプランク物質構造・ダイナミクス研究所に滞在する予定です。
寺崎さん(准教授)は、2016年4月1日よりチェコ工科大学プラハ実験応用物理学研究所に赴任しました。